つまみぐい人生100

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クリスマスに結婚相談所に行った【システム紹介・体験談】

今日はクリスマス。 これから結婚相談所へ向かう。

午前中に出会い喫茶に行った私にとって、結婚相談所は健全な場なので少しホッとする思いだった。

今回行ったのは大手結婚相談所Z。

 

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結婚相談所のシステム

 

①無料カウンセリング予約

インターネットにて結婚相談所を調べ、カウンセリングを予約する。

大半の結婚相談所が無料サービスで提供している。

 

②カウンセリング

結婚相談所店舗にて担当の相談員と一対一で1時間ほどカウンセリング。

内容は以下の通り。

 

 

1、結婚相談所の特徴

 

・出会って付き合うと結婚の話題がでるのってだいたい1年くらいかかる。それに結婚の話題をきっかけにぎくしゃくしてしまってダメになってしまうということもある。

→結婚相談所なら!

普段の生活と比べると格段と出会う人は増え、そろそろ結婚を考えている同士が出会うので、気持ちがあうと話が進みやすい。ここならはじめからお互いを結婚相手としてみていけるので、結果的に結婚への近道になる。1つの目安は半年、だいたいは1年間くらいで決める人が多い。

 

・パーティーや合コンで知り合っても、相手のことどこまで信用していいのか少し不安が残ってしまう。二人で会ってみると何かの勧誘や商品を売りつけられることも実際起きている。

→結婚相談所なら!

ここは真剣なお気持ちの人しかいません。入会にあたってきちんと独身か年収がどれくらいあるのか確認しますので、ご紹介の方に関しては安心感があります。

 

・会員期間は1年間。お相手とお会いして気が合いそうでデートしたりお付き合いしてみたいときはお休み期間を取ることができる。お休みの時はゆっくり相手との時間に充てて、休み分会員期間は延長される。無事交際や結婚が成立すると退会となる。

 

 2.サービスの体験・紹介

 

〈条件マッチング〉

 

希望条件や相性適合診断で相性の合う人を、毎月2回会員サイトのマイページを通じて複数名紹介される。これがメインのサービスになる。相性適合診断は色を使った深層心理テスト(ドイツのマックスリュッシャー博士のカラーテスト)が利用されている。

 

紹介された相手のプロフィール(顔写真・身長・年収・住所・家族構成・結婚観・趣味・休日の過ごし方・家事の考え方・メッセージ)を閲覧でき、同時に自分のプロフィールも見られている。

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会員サイトではなく店舗内だと紙面で紹介される

その中で会ってみたい人がいたら申し込みをする。

逆に相手から申し込みがきたら、会う会わないを決めることができる。

お互いが会いたいという希望が一致したときにはじめて会うことができる。

結婚相談所を通じてアポを取り店舗で会うか、直接やりとりしてもOK.。

 

カウンセリングでは、実際に条件マッチングを体験し、希望とする相手がどれくらいいるのかわかる。

 

〈価値観マッチング〉

 

32の設問から大切にしている価値観や人柄を編み出していきグラフに表す

それを指標にしながら自分に合う人を探していく方法。

 

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お互いの価値観を照らし合わせ、一緒になったときのイメージ文が出てくる。

そのなかで気になる人がいたら面会を申し込む。

条件ではなく少し角度を変えて出会いたいときに有効。

 

カウンセリングでは自分の価値観を診断してもらえる。

 

〈月額以外のサービス〉

・パーティ・イベント(一度にいろんな人と出会う)

・出会いの広場(マイページにてキーワードで相手探し。出会い系のシステムに近い)

・自己紹介ボード(店舗内で写真とプロフィールを掲示)

・ペアメイキング (マリッジコンサルタントが相談に乗りお見合いの場をセッティング)

  

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↑まるで進研ゼミの漫画

 

 

3、申し込みの案内

 

独身証明書

役所が発行するそのまんま独身を証明する書類。(こんなものがあることにかなり驚いた)

発行は本籍地になるので地方の場合は郵送で取り寄せる。

 

・卒業証明書

卒業証書を取ってあればそのコピーでOK。ない場合は学校にて卒業証明書を発行する。

 

・収入証明書

源泉徴収票、確定申告書、納税通知書、所得証明書のいずれかのコピー。

提出する書類に社名の記載がないときは、社員証、保険証、名刺なども併せて提出。

 

・資格証明(専門職の方)

医師、弁護士、検事、弁理士公認会計士、税理士、パイロット、MBAの方は証明書類を提出

 

・料金

コースにもよるが入会金が11~16万、月会費が1~1.5万。

本気さが試される価格設定だ。

20代なら入会金が半額以上安く済むプランがある。

 

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その他に写真、メッセージ文、支払方法の書類を提出することで申し込み完了。

最短で半月後には登録され、紹介が可能となる。

ちなみに郵送などで使用される封筒はすべて無地。

特に実家暮らしの人だと周りにバレるを気にするため社名などは記載していない。

 

最後に質問を受け付けて終了。終始リラックスした雰囲気で行われる。

 

体験談

「結婚相談所」という言葉の重さ

 

結婚相談所は当日受付できないのでその場の勢いで入れない。

事前に予約を入れる必要がある。

 

『結婚相談所』と検索ワードを入れると、本気で結婚に悩んでいる人だと自覚し、こみ上げるものがあった。

 

面談の予約フォームに必要事項を入力して送信する。

 

決定した日時が記載されたメールを見て「本当に予約してしまった」と思った。

こうして相談日時がクリスマスイブの午後いちに決定した。

 

この光景、見たことある

 

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 ホテルのロビーような落ち着いた店内に入り、受付を済ませて奥の応接スペースへ移動する。

 

途中、パーテーションで仕切られた隙間から4、5台のパソコンスペースが設けられているのが見えた。パソコン画面を男性が真剣に見ている。

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 恐らく登録者の情報がパソコンに入っていて自由に閲覧できるスペースなのだろう。これは…ハローワークにいる求職者と同じ図だ。

 

席につくとカウンセリングがはじまった。担当者はアイメイクが濃い中年女性で、真っ赤なカーディガンにハート型のピアスを揺らしていた。いかにも結婚相談員といった感じだ。

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私をみるなり

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「あら~もてそうなのに…理想高いのかしら」

 


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(わかりやすいヨイショ、ありがとうございます…)

 

 

相談員の女性は、まず結婚相談所がいかに優れたサービスか説明してくれた。

 

これうれしいの?

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「特徴としては法人会員制度というのがありまして各企業が福利厚生の一環として契約していただいてます。優良企業や官公庁の等の800社近い登録があるんです。」

 

 

f:id:tsumami_gui:20170611124637j:plain(え、福利厚生で結婚相談所!?そんなことあるのか)

 

 

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「会社で結婚相談所と提携しているから『行ってみたらどうですか』と社内広報してもらっています。そのため大手企業の方という人も多いんです。」

 

 

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(この福利厚生、登録企業の人にとってうれしい制度なのか…?結婚してない人これでいじられたりしないのかな…キツイな)

 

 

年齢の現実

 

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「大体みなさん半年から1年以内に決められますね。余談ですが、最近、男性で3年いた人と入って1か月の女性ががカップルになりましたよ。男性は『待っててよかった~』、女性は『入ってすぐ運命の人がいた!』と二人とも大喜び!1つの出会いでも活動期間は全然ちがいますよ。」

 

 

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(男…よかったな…!)

 

 

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「年齢層でいうと30代が多いです。20代が少ないように見えますが、20代というのはご入会いただいても早めに決まって退会されてしまうんですよね。決まりづらくなってくると、滞在時間が長くなる、結果30代がボリュームゾーンになるんですね。

 

 

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(うわ…!この人さらっと現実つきつけてきたぞ!)

 

 

「本当に気にしないの?」

 

実際何人くらいの人が希望に合うか体験。条件マッチングという方法だ。

 

まずは自分の条件を希望する男性がどれくらいいるのかを調べるため、

相談員からの質問に次々と答えていく。

 

・婿養子希望か

・家族と同居希望か

・身長

・体重

・視力

・眼鏡・コンタクトの使用

・血液型

・喫煙

・飲酒

・職業

・年収

・学歴

 

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(詳細な視力の確認はなぜなんだ…?)

そしてこの条件である自分のことを希望している人がどれくらいいるのかというと…

 

 

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「約3000名います」

 

 

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(お、おう…)

 

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「10歳上までとなると約1000名。それ以上の人は2000名ですね。男性はどうしても自分より若い人を希望する方がほとんどですので多くの人が当てはまります。」

 

次に自分がどんな男性がいいか希望を答えていく。

 

・地域

・結婚歴

・年齢

 

とここまではイメージがついたが

 

 

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(身長…?年収…?体系…?)

 

見た目や年収に絶対的なこだわりがない私は真剣に考えてもよくわからない。

そもそも、自分を気に入ってくれるかもしれない対象を狭めるほどの自信は皆無である。

 

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(そんなことで気が合うかもしれない人を切りたくないよな…。)

 

 

 

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「年収希望なしでもいいですよ」

 

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「え希望なしだと…せめて自分より同じ以上にしておく?

 

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「はぁ…じゃあそれでお願いします」

 

 

希望なしだとどうなるのか…。

 

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「身長は?自分より高いほうがいい?それとも何センチ以上とかある?」

 

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「別にこだわりないです」

 

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「体系は?」

 

 

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「体系も…あんまり」

 

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「太ってても痩せてても?」

 

 

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「どっちでも大丈夫です」 

 

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「身長も本当に気にしないの?」

 

 

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「…そうですね…」

 

念押しされた。

 

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「たばこは吸わないほうがいいわよね?」

 

 

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 「いや、全然吸っててもいいです」

 

 

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「そうなの…」

 

 

相談員は腑に落ちないような顔をし、自分の価値観に自信がなくなってきた。

 

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(あ…ガールズトークでいつも一人ぼっちになるときと同じ感覚だ。)

 

その他 学歴、職業の希望もほぼ誘導尋問で決まり、結果、対象の男性は300名。さきほどの自分を希望してくれている3000人中の300人。

これくらいいれば多くご紹介できるらしい。

一覧で表示された対象の男性300名の職業欄を見ると、 7割くらいが「技術系職員」だった。理系は出会いがないという現実がよくわかった。

 

聞いてみた

 

そのほか診断テストなどを行い、一通り説明を聞いたあと質問してみた。

 

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Q.「なかなか人を好きになれないのですが…。」

 

 

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A.「とりあえず好きにならなきゃ結婚もしないですよね。そのためにはたくさんの人に会うことが一つの解決策です。人数が多いと自然と気になる人も中にはいるでしょうから、誰かを好きになるチャンスも増えていくかなと思いますよ。

どうしても自分の範囲だと決まり切っちゃうし、固定観念や先入観で動くと候補をバサバサ切ってしまうじゃないですか。ここならいままでの人生で会ったこともないような人との出会いや、相性をもとご紹介するので新しい発見があります。よく言われる『いままで付き合ってきた人とタイプが真逆な人と結婚しました』という声からもわかりますね。」

 

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(…普通に魅力的に思えてきた…)

 

 

 

f:id:tsumami_gui:20170611124637j:plainQ.「こどもが欲しいかどうかという項目はないのですか」

 

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A.「こどもはできる人もいればできない人もいるじゃないですか。ですので子どもの希望についてはメッセージに書くのは禁止になっているんですよね。子どもがほしくてもできない人がいることに考慮しなくてはいけないので、表示したり項目を設けることはできないんですよ。」

 

 

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(なんて意外な。理由も理由なので納得だが子供の希望は結構大事だと思うのだが…。)

 

 

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Q.「結婚式で出会いについてはどのように紹介するんですか?」

  

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A.「『友達の紹介』ですよ。結婚式ってよくお友達の紹介っていってますけど、スピーチとかがない限りその友達が登場するわけじゃないじゃないですか。意外とこういう場で出会っている人いると思いますよ。はっはっは!

 

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(めっちゃ笑うやん…)

 

 

 

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Q.「今日はクリスマスですが…?」

 

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A.「今日はね、いつもより空いてる!いつもがやがやしているのよ。今日は本当にすっかすか!」

 

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(さすがにクリスマスにはわざわざ行かないのか。それともデートに励んでいるのか…?)

 

帰り際のとどめ

 

壁に掲示された登録者のプロフィールが書かれたPRボードを拝見。

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簡単なプロフィール用紙が並んでいる中に、

60歳のおじいちゃんがいたり、顔写真が証明写真で堅すぎたり…。

もっとじっくり見てみたかった。

 

見送る相談員が言う。

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「女性が活動を早めにはじめたほうがいいのは、自分がたくさんの人から選べるからですよ。年齢が上がってくると自分を希望してくれる人がだんだん少なくなるから。少ない中で選ぼうとすると〝いない”となってしまいますからね。いまなら売り手市場ですよ。」

 

 

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(うぐ…)

 

 

相談員はにこやかな表情でとどめを刺してきた。

これほど追いつめられる「申し込むなら今!」がかつてあっただろうか。

残りわずかな20代の価値を痛感した。

 

総評

 

 

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費用:0円

  

相談は無料でキツイ勧誘もないので気軽に楽しめると思う。今すぐ入会しなくても、「このままじゃやばいかも」と焦ったときに変なプライドなく利用できるので、慣らしておく意味でも一度行く価値はアリかと。

 

【次に向かった婚活パーティーの記事はこちら↓】